大好きだからこその選択

なんだろうな…何書いたらいいんだろうな。

こんな言葉を打ち込みながらも、目に大粒の涙を溜めて、今にも溢れ出しそうなんだ。

 

今回ブログを書こうと思ったのは、ミルキィファイナルを突きつけられたあの瞬間、あの時感じたことをブログに残したことが大きいと思う。

ゴールを突きつけられると「何かをしなければいけないのではないか」と急き立てられて、焦る気持ちが先走る。

そんな時、大好きなコンテンツのファイナルという宣告を受け止めた過去の感情をまじまじと読むことで、冷静になれたし、過去の自分に笑えたりもした。穏やかな気持ちになった。

感情や想いの記憶を言葉として残しておくことの大切さを、あの日ブログを書いてから4年越しに噛み締めている。

なので今回も溢れ出た気持ちを、全くまとまらないけれど、書き散らしたいと思う。

 

ともりるの降板。

これまで、多くのコンテンツでキャストの交代は目にしてきた。

しかし、応援してきたコンテンツでのキャスト交代は初めての経験である。

 

やっぱり、“寂しい”という気持ちが1番大きいのかな。実感なんて湧くわけない。

 

ともりるとせつ菜のことに関しては、ことある毎に涙を流してきた。

4th、5thのMC、そしてこの度のお知らせ。

この件に関して、ともりるをはじめキャストである彼女たちは、私が流した涙の数百倍は涙を流してきたであろうと思う。

この1年半、葛藤や絶望、やるせなさ、もどかしさ、不安、数えきれないほどの感情と向き合い、そして支え合い歩んできた彼女たちの気持ちを考えると、何も言葉にできない。

 

一大プロジェクトを5年も牽引してきて、自身の努力で引いてきたレールから降りることの覚悟は想像するに余りある。

そのレールに他の人が乗り、自分が見ることのできなかった景色を見るわけで。

妬み嫉み、負の感情が支配してもおかしくないと思う。

そんな中、「せつ菜にいろんな景色を見せてあげてほしい」と願い、後に託すことができるともりるの決断を尊敬する。

22歳が背負うには重すぎる決断だと思う。

誰よりもせつ菜・菜々のことが大好きだからこそ、ともりるだからこそできた選択なのかもしれない。

 

キャストの皆が、ともりるに対して「仲間」ではなく「友達」という表現を使っていたのが、個人的に嬉しかった。

虹ヶ咲というフィールドだけでなく、プライベートでも付き合う仲間だからこそ、「友達」という言葉が出てくるんだと思う。

そのことが嬉しかった。素敵な関係性だと思った。

私は、虹ちゃんが醸し出すゆったりと穏やかで暖かい空気感が好きで、このコンテンツにハマった節もある。

なので、仕事を離れてもキャスト13人、そしてこれから増えるキャストも含めた14人でずっと暖かく笑顔で仲良くいてくれたら、それが1番嬉しいなと思う。

 

いま、受け止めることはできても、受け入れることができない自分がいる。

「歌だけでも」という声もあった中、身をひくともりるの選択が正しいのかとか、新しい優木せつ菜を見て、どんな感情になるのかとか、全く想像つかないし、分かんないことだらけだけど、これからあるだろう”いつか”のライブをともりるが見にきてくれて、新キャストとともりるのツーショットを見て、やっと本当に受け入れることが出来る気がする。

 

1つ前向きな感情があるとすれば、新しいキャストさんが増えた今後の虹ヶ咲も楽しみだという気持ち。

ともりるはキャストとして声を吹き込むことはなくなるけれど、優木せつ菜・中川菜々がともりるであることは変わりなく、新しいキャストさんが加わって更にハイブリッドなスクールアイドル優木せつ菜になると思うと、ほんの少しだけど前向きになれる。

色んな壁を乗り越えてきた虹ヶ咲が、ともりるの想いと共にこれからどんな景色を見せてくれるのか楽しみにしたいと思うし、いちファンとして、ともりるの想いを胸に、これからも虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会を応援していきたい。

 

どこに向かうかまだわからないけど、面白そうな未来が待ってると、笑い合えるみんなでいてくれたら、そう願いながら。

 

2022.11.1